小さい、小さいもみじ

今年の冬は、厳しい冬でしたが暦通り立春を過ぎたらだんだんと温かくなってきて、草花の芽吹きも始まって、また楽しみな季節になりました。

毎年、この時期きなるとお父さんの盆栽いじりも始まるのですが、毎年不思議に思うのがなぜか体に似合わない小さい物が好きなんです。

お腹もぽってり、指も昔の仕事柄ごつくて大きいし、いろいろ大ざっぱというかたいしていろいろこだわりとないのですが、盆栽は好きなようで年々小さな物を好むようになってきているのです。

孫が生まれた頃には、大きな松や真柏を集めたりいじっていたのですが、孫が歩くようになった頃に鉢にぶつかって転んだのをきっかけに、大きな物は全て処分して小さな物を集めたり好むようになってきました。

やがて、剪定して切った枝を挿し木にして増やすことを覚え始めると、今度はだんだん小さな物がますます小さくなってきたのです。

ただ、よく見ると小さいのに木はだんだん太くなってくるし葉も繁るようになってきて、小さいけれど貫禄があるような物が増えてきました。

ここ数年は、もみじが楽しいようで毎年挿し木をして楽しんでますが、それがどんどん小さくなってきているのです。

幹は楊枝よりも細いし、背丈も楊子より低いのにちゃんと葉が広がって新芽もいくつもでてきて赤く色づき芽吹きを迎えそうです。

私が見ていても、とてもかわいいのですが数年前から育てている物の幹は箸くらいの太さになてきているのに、背丈はまだ楊子より低いくらいで葉も結構大きく広がるようになってきているのです。

最初の数年は寄せ植えの様にしているのですが、大きくなってくると小さな植木鉢に移して育てるようになって、だんだんと増えてきて20鉢位になってきたのですが、なにしろ小さいので場所もあまりとらず邪魔でもないし、子供たちもかわいいので水くれを交代にして楽しんだりするほどで、孫と一緒に楽しめるので本人も嬉しくて楽しいので余計に頑張って小さくしてるのでしょうか。

小さいから、土も少なくて良いし鉢もかなりお安いようで、大きな盆栽をやめてからはお小遣いとも言わなくなりました。
良い鉢は、大きな鉢よりもお値段が良いそうでとても手が出せないようです。

夏は、すぐに乾燥してしまうので水やりがたいへんで難しい様ですが、それもまた楽しみなようです。

しかし、あの体格と性格でこんなにも小さな繊細な物をかわいがっているとは、若い頃からは想像もできませんし、何とも不釣り合いでつい微笑んでしまいます。

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2023年5月3日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:ブログ

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